2005年11月08日

ペットフードにご用心!

最近出版されたペットフードに関する本を読んだ。

以前、ペットフードの恐ろしい話の本を記事に書き皆さんから様々な反響が
ありましたが今回、紹介する本も様々な反響を呼びそうな内容です。

新・ペットフードにご用心!
押川 亮一
宝島社 (2005/08/31)
売り上げランキング: 19,619


この本のタイトルには「新」と書いてありますが、実は12年前に出版された
同じタイトル名ペットフードにご用心!の続編の本なのです。
        (↑クリックすると詳細が見れます)


12年前、この本を読んで、「総合栄養食」と言われているペットフードに
何の疑いもなく犬猫に与えていたペットフードに隠された真実と危険性を知り、
かなりのショックを受けました。


ペットフードの隠された真実と危険性とは…?


ペットフードを規制する法律はなく、自主規制団体
「ペットフード公正取引協議会」が製造、販売にあたって
ガイドラインを敷いているのみである


食べ物はいつか腐敗するが、ペットフード常温で棚に陳列されても腐らない
これは、腐敗を防ぐための化学薬品をはじめとする食品添加物を含んでいる
ためでこの添加物がペットの健康に悪影響を及ぼしている
添加されている酸化防止剤には「BHT」「BHA]「エトキシキン」などが使われていて
これらは、殺虫剤、除草剤にも使用され、遺伝毒性も認められ、発癌性の疑いも
ある添加物
である。
これらの添加物は生産工程以前の原材料に含まれていても表示義務がなく
法的規制もない
ので、いったいどの程度の割合で使われているのかも
一般消費者にはまったくわからない。


この頃、私はトリマーとして
「人間の調理した食べ物を犬猫に与えると健康を害しますので、
ペットフードを与えてください」

などと、ペットフードを勧めていましたが…
ペットフードを与えていたほうが健康に悪影響を及ぼすことになるなんて…

そして、海外からやってきた「プレミアムフード」といわれる高級フードは
私たちのようなプロがいるショップか動物病院でしか販売することができなかったが
次々とホームセンターやドラッグストア、スーパーマーケットなどで大量に置かれ
安価で購入することができるようになり、質より量のメーカーの考えにも疑問を持ち
ますますペットフードに対する不安と不満が私の中で大きくなっていきました。


12年間に出版された「ペットフードにご用心!」の影響で酸化防止剤の使用をやめようと
動きが広がり「天然素材」を使っているという高級フードが次々と発売されています。


今回の「新・ペットフードにご用心!」では、「無添加」や「天然素材」にこだわった
「ナチュラルフード」の危険性について書かれていました。


その内容とは…

自然」も「ナチュラル」も実は何の根拠もない表現であることをしっかり理解しておくべきです。
有機栽培された作物などを原材料に使用しているのなら国(JAS)の基準に従って
「オーガニック」を標榜しかるべきですが、なぜか「自然派」「ナチュラル」などと
曖昧な表現しかしません。

多くのペットフードメーカーは「無添加」ばかりを強調し、どれだけナチュラルな
製品であるかで競い合っています。
この問題に目を向けすぎたため、残留化学薬品など表から確認できない
ペットフードの真の問題が、かえって覆い隠されてしまったようです。


私たち人間の食品でも「無添加」とか「ナチュラル」とかパッケージに書かれていたら
体にいいものだと思い込んで疑いもなく食べてしまっていますよね?

ペットフードも人間の食品もまさに同じ問題をかかえていますね。


この本には、他に…

ハーブ入りフードの副作用にご用心!
ハーブサプリメントの乱用には危険がいっぱい!
国産ナチュラルフードも変だ!
「生肉食」の落とし穴
疾患対応フード(処方食)の真実


…という内容のことが書かれていて、読めば読むほどペットフードが恐ろしくなって
食べさせることができなくなってしまいます。


では、「どうすればいいの?」と困惑している人たちに向け
”ペットフードの選択眼をみがく”という目次で

良質なフードほど便は少ない
フードの形状だけでも製品の”質”がわかる
「ドライフードの切り替え時にはご注意」には騙されない


…というアドバイスが書かれていました。


この本を読んですべて信じてしまうのか、参考程度にするのかそれは皆さんの
自由ですが、これだけペットフードが普及してペットは家族の一員だという
考えが浸透しているにもかかわらず、相変わらず今もペットフードに対する規制の
法律がないことが
問題です。

どんな製品でも、必ず長所もあれば短所もあるはずなのに、ペットフードでは
欠点について口外しようとしない、情報公開しようとしない実情は深刻です。
この世に完全栄養食の存在はありえないのです。


ペットフードについてはこれからも追求していかなければなりませんね。
ペットの食の安全性が確立されることを願います。


新・ペットフードにご用心!

↑この本の著者のHPです
http://www.mightywave.com/












ニックネーム のらのら at 18:35| フード・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする