2006年02月28日

犬種別年間ランキング

2005年度の犬種別登録数が発表されました
これはジャパン・ケンネルクラブ(JKC)の会報誌にて発表された頭数です。
2005年(1〜12月) JKC犬籍登録数は148犬種、554,141頭で
前年度(2004年)と比べると、7,572頭の減少だそうです。

2005年JKC犬種別年間ランキング ベスト10

1位 ダックスフンド
2位 チワワ
3位 プードル
4位 ヨークシャ・テリア
5位 パピヨン
6位 シーズー
7位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
8位 ポメラニアン
9位 ミニチュア・シュナウザー
10位 マルチーズ


1位のダックスは、1997年から8年連続の登録数No.1ですが、前年度よりも
登録数が減少しています。
2位のチワワも2001年から5年連続登録数No.2です。
上位10犬種のうち、前年度と比べ登録数の伸びがあるのがプードル
ご存知、テディベアカットで爆発的な人気が出てプードルの登録数が
増加したのですよね。
このベスト10の犬種に中には、大型犬が1頭もいない…
日本では小型犬種それも愛玩犬の数が圧倒的に占めているんですね。


dachsh.jpg chihua.jpg   poodle1.jpg


他の国はどうだろう? 世界最多の登録数を誇るアメリカンケネルクラブ(AKC)と、
最も古い歴史を持つ英国ケネルクラブ(KC)の2005年犬種別ランキングです。

2005年 AKC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 ゴールデン・レトリバー
3位 ヨークシャ・テリア
4位 ジャーマン・シェパード
5位 ビーグル
6位 ダックス
7位 ボクサー
8位 プードル
9位 シーズー
10位 ミニチュア・シュナウザー


1位のラブラドール14年間連続登録数No.1ですって!すごい!!
アメリカも日本と同じく小型犬の人気が高まっているようですが、
シェパードやボクサーなどの大型犬の人気は依然として高いようですね。

2005年 KC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 イングリッシュ・コッカースパニエル
3位 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
4位 ジャーマン・シェパード
5位 スタッフォードシャー・ブル・テリア
6位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
7位 ゴールデン・レトリバー
8位 ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
9位 ボクサー
10位 ボーダー・テリア


英国でも1位はラブラドールでこちらは16年間連続登録数No.1です!ひやぁ〜すごい!
ベスト10にランキングされている犬種のうち8頭がイギリス原産です。
英国人は自国の犬種に誇りを持ってとても大切にしているのが、
このランキングでもわかりますよね。
日本ではほとんど見かけない10位のボーダー・テリアはイギリスでよく見かけ、
トリミングにも来ていました。

イギリス原産ボーダー・テリア
boradertera.jpg


ちなみに、カナダの2005年犬種別年間ランキング ベスト10は…
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 ゴールデン・レトリバー
3位 ジャーマン・シェパード
4位 プードル
5位 シェットランド・シープドッグ
6位 ヨークシャ・テリア
7位 ミニチュア・シュナウザー
8位 ボクサー
9位 ビーグル
10位 シーズー


アメリカ、英国、カナダの登録数第1位はラブラドール、世界中で根強い人気がありますね。
l_retr.jpg

そして各国、ラブラドール、ゴールデン、シェパードの大型犬3犬種の人気は高く
毎年ベスト10にランキングされています。



各国で人気の高いラブラドール、ゴールデンなどの大型犬は日本では、前年度より
大幅に登録数が減っているのが目立ちました


日本は流行などによって人気犬種がコロコロとよく変わると言われてますが、
本当のところどうなのかちょっと比べてみましょう。

1999年 JKC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 ダックス・フンド
2位 シーズー
3位 ゴールデン・レトリバー
4位 ラブラドール・レトリバー
5位 チワワ
6位 ヨークシャ・テリア
7位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
8位 ポメラニアン
9位 マルチーズ
10位 パピヨン


6年前のランキングですが、ラブラドールとゴールデンの大型犬がベスト10に入ってますね。
大型犬の人気があった時代もあったのですね。
現在、増加している人気沸騰中のプードルはベスト10にランキングされてません。


さらに年をさかのぼり、9年前のランキングでは…
1996年 JKC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 シーズー
2位 ゴールデン・レトリバー
3位 ダックス・フンド
4位 ヨークシャ・テリア
5位 ポメラニアン
6位 マルチーズ
7位 ラブラドール・レトリバー
8位 シェットランド・シープドッグ
9位 チワワ
10位 ビーグル


シーズーが1位の時期がありましたね。
トリミングに来る犬種で最も多いのはシーズーでダントツ1位でしたよ。
ペットショップでもシーズーの子犬が一番売れてましたものね〜



では、アメリカと英国はどうでしょう?犬種に変動があるのでしょうか?

1999年 AKC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 ゴールデン・レトリバー
3位 ジャーマン・シェパード
4位 ダックス・フンド
5位 ビーグル
6位 プードル
7位 チワワ 
8位 ロットワイラー
9位 ヨークシャ・テリア
10位 ボクサー


これも6年前ですが、1位2位は変わらず、ベスト10の中で順位の変動はあるものの
大幅に変わった様子は見られませんね。

1999年 KC犬種別年間ランキング ベスト10
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 ジャーマン・シェパード
3位 ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
4位 ゴールデン・レトリバー
5位 イングリッシュ・コッカースパニエル
6位 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
7位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
8位 スタッフォードシャー・ブル・テリア
9位 ボクサー
10位 ヨークシャ・テリア


こちら英国も6年前のランキングですが、ベスト10の中での順位変動はあるものの
上位はそんなに変わってないようですね。

この記事を書いていて学生時代のことを思い出しました。
私がトリマー養成校の学生だった時、ある日クラスメートがプードルの子犬を連れてきた。
子犬といっても生後5ヶ月くらいでその当時とても珍しい毛色のブラウンの子犬だった。
そのプードルの子犬は、そのクラスメートがバイトをしていたペットショップで
販売されていたが、まったく人気がなく売れ残り、生後5ヶ月にまでなって
しまったらしい。
値段を安くしても売れず、見向きもされない子のこのプードルの子犬を不憫に思い
情がわいて買ってしまったらしい。その金額5万円…今では考えられない金額だ。

当時、プードルといえばホワイトが主流で人気だった。
でも、プードルを目当てに来るお客様は少なく、売れ残ってしまう犬種だった。
若い頃働いていたショップでプードルをブリーディングしていたが子犬は売れず、
結局働いていたスタッフやトリマーが買っていた。
まして、茶系のプードルなんて見向きもされず、ショップで売ることは稀だった。

それが、今ではどうだろう!
当時見向きもされず、売れ残ってしまう茶系のプードルが20万、30万円という価格で
飛ぶように売れている。
プードルの飼い主としてまたトリマーとしてプードルの可愛らしさと魅力を
知ってもらえたというのは喜ばしいことだけど、昔も今もプードルの可愛らしさは
変わらないのに…
テディベアカットの流行でプードルに人気が出たのはかなり複雑な想いだ。


そして、この犬種別登録数で気になることが…
ベスト10には入ってないが、フレンチ・ブルドッグ(13位)とミニチュア・ピンシャー(16位)
の2頭が登録頭数増加がかなり目立つ。
f_bull2.JPG m_pins2.JPG
業界では、今後この2頭が人気犬種となりブームになるかもしれないと言われている。
CMや映画などに出演をしないことを祈ります。
もし、この犬種を飼おうと考えているならば、その犬種についてよく調べて
自分達の家庭環境に会うのかよく検討してください。

これ以上、ブームに乗りファッション感覚で犬を飼わないようにしていただきたい。

そして、高額な犬種が飛ぶように売られている裏では飼い主に見捨てられ
悲惨な死が待っている犬たちがいることを忘れないでください。

ニックネーム のらのら at 20:14| ペット事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする