2006年06月09日

トリマーの卵たちへ

東京でのお手入れ勉強会が無事終了しホッと一息、東京観光でもと思いきや…
翌日の朝早く東京駅から新幹線で京都へと向かったのです新幹線

今回もハードスケジュールでしたあせあせ(飛び散る汗)

前回のプロトリマーへの講習会は専門学校が会場となってました。
(詳細はこの記事をご覧下さい右 「トリマーの輪!!!」 )
京都で開催されたプロトリマー講習会の会場は老舗の専門学校。
その会場となった専門学校の副校長先生とスタッフ(講師)の方が、
プロトリマーに講義をしていた私の話を聞いてとても共感、そして感動
してくれたのです。
その講習会が終わったあと、副校長先生から…
「学生にもこの話を聞かせたい!ぜひを講義をして欲しい」
…と学生への講義の依頼をされたのです。

私の講義内容を聞いて学生への講義依頼をしていただけるなんて、
私の方が感激ですぴかぴか(新しい)

前回の講習会が縁で京都の専門学校で学生達に特別授業をすること
になったのです。

その京都の専門学校とは…
「関西ペットスクール」
1970年に創立、トリマーとドッグトレーナーを養成する専門学校です
http://www.pet-school.co.jp/ 左HPはこちら




実は何を隠そう(って別に隠しているわけではないが…)
昨年3月まで動物系の専門学校で働いていたのです。
つまり、専門学校の教員…先生をしていたんです。
3つの専門学校を渡り歩き、トリミング教師歴は約9年になります。
新しく開校する専門学校の立ち上げ準備も経験したことがあり、授業内容の
カリキュラム作成や講師探し、参考書選びなどもしました。

私の性格ってなんだかとても世話好き。。。
人に何かを伝える、教えるってことがとても楽しく感じ、好きなことなので
先生という仕事は合っていたかもしれない。


今回、久々に学生の前での講義にちょっとした緊張と興奮があった。

今年4月に入学したばかりの学生たち。う〜ん、初々しい〜
そのほとんどが将来トリマーを目指している学生達でした。

その初々しい学生達に3時間近く講義…

これからプロのトリマー、トレーナーに必要なことは何か。
そして、プロトリマー、トレーナーに望まれることは何か。
海外に比べ悲惨な日本のペット事情を良くしていくためには、プロが
意識を変えていかなければならない。
技術ばかり向上させることがプロの仕事ではない。
命を預かっている責任重大な仕事だと常に意識すること。


…などなど、トリマーの卵たちに熱弁してきました。

そして、講義の最期に持ってきたDVDの映像を見せました。
その映像とは、数年前にテレビの特集で放映していた保健所での犬の処分の様子。
飼い主に見捨てられた犬猫たちが保健所で殺処分されていくというショッキング
な映像を学生達に見せた。

この映像を見た学生達は涙を流して泣いていた。

泣いている場合ではない!
この殺処分されていく犬猫たちをこれ以上増やさないようにあなた達
トリマーの卵たちがこれからがんばらなければいけないのだ!
安易に繁殖を勧めない!
ブームに乗ってファッション気分で犬を飼おうとしている人たちに安易に
犬は勧めない!
犬との暮らして悩んだり困っていたりする飼い主にはアドバイスできる
正しい知識を身につける。
これらのことをあなた達、トリマーの卵たちが意識して行動していかなければ
ならないのだ。
だからこそ、この殺処分の現実を知らなければならないし、目をそらしはいけない!


…と、学生達に語った。。。

この私の話は学生達はわかってくれたようだ。

私の講義を受けて学生が感想を書いてくれた。
それを読んで嬉しさと喜びがこみ上げてきた。

「プロの人たちの意識を変えていかなければいけない。まず、自分が勉強し知識をつけて自分の身近な人に正しいことをを教えることが必要だと思った」

「保健所で殺される犬達にしてあげられることは、自分達の目指すトリマーとは違う世界の話だと思っていたけど、自分達にも不幸な犬達をこれ以上増やさないためにできることがあるとわかりました」

「トリマーはカットがメインだと思っていたけど、本当はもっといっぱい大事なことがあるんだなと思いました。犬の気持ちがわかるトリマーになりたいです」


そして、学生のみなさん全員が私の講義をもう一度ぜひ受けたいと…

トリマーとして、講義をした先生として…感無量もうやだ〜(悲しい顔) です。。。


この専門学校の校長先生からいただいた絵本を紹介します。
黄色いボール
黄色いボール
posted with amazlet on 06.06.09
立松 和平 長 新太
河出書房新社 (1996/05)
売り上げランキング: 219,882


ぼくは、犬のタロウです。ケンちゃんとパパと、ボール遊びをしているうちに、おいてきぼりにされてしまいました-。残されたタロウの苦難と、その強さをたんたんと描いて、人のあるべき姿をも考えさせる創作絵本。

飼っていた犬を転勤が理由で捨ててしまうという悲しいお話の絵本
この絵本を使って学生に授業したことがあるそうです。
素晴らしい!

「命」についての授業をする学校は少ない。
カットばかり、技術ばかり教える専門学校に疑問を感じる。

この「関西ペットスクール」の校長先生をはじめ、教員スタッフの方たちの
教育に対する考えが素晴らしい!とても共感できます。

夜中まで教育や学生のこと、トリミング指導についての談義で盛り上がりました。
教育や学生についてこんなに真剣に考えて授業に取り組んでいる先生がいる
学校に通っている学生の未来は明るいです!



翌日、飛行機の時間まで京都観光を案内していただきました。

前回の京都滞在で行くことができなかった「金閣寺」
さすが、豪華な屋敷ですね〜〜
DSCF1822.JPG

昼食は、これまた前回食べ逃した「湯豆腐」!
精進料理と一緒にいただきました。美味でしたぁ〜♪
DSCF1827.JPG

DSCF1829.JPG

ごちそう様でした。そして大変お世話になりました。


海外で様々なペット事情を見てきて、日本はまだまだ悲惨な状況だと確信した
私は、何とか少しでもよい状況になって欲しいと活動している。

これからも飼い主さんへ、トリマーの卵たちへ、そしてプロトリマーへ講習会
を通じて訴えていきたいと思う。


トリマー、トレーナーの卵たちへ
日本を変えるのはあなた達の意識次第です。
期待してます。 がんばれ!

そして、その卵たちに一生懸命教えている先生たちを応援してます!





ニックネーム のらのら at 19:23| トリミング講習会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする