2006年07月16日

須崎先生の講演会

「犬の食事と健康に関する講演会」が札幌で行われ行ってきました。
講師は、獣医学博士 須崎動物病院院長の須崎先生です。

須崎先生と言えば手作り食を推奨している獣医師で、本も数冊出版して
いるので知っている愛犬家の方も多いはず。
かんたんで経済的!愛犬のための手作り健康食
須崎 恭彦
洋泉社 (2002/01)
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我が家も1年前から須崎先生の本を参考にし、手作り食を続けています。
(その記事はこちら右 「手作り食に挑戦」 )
食に興味がなかったマーシャが喜んで食べてくれる手作り食はやめられ
ないのですぅ〜


東京で忙しくお仕事している須崎先生が札幌で講演会を開催するという
ことでこれは滅多に聴けない貴重な講演会だと、やはり手作り食をしている
「ぼく、Ivy」まりもさんと、「共生日記」いさなさんをお誘いして
行ってきました。


今、巷では手作り食派、生肉派、フード派などに分かれて食事に関する
情報が入り乱れ、それぞれの利点を押し付けて、他をけなすような
信仰宗教的のような感じさえ正直している。。。

そんな感じがしている中、須崎先生の講演会はとても興味があった。

須崎先生の話はフードがこうだとか、手作り食がこうだとかという内容ではなく

健康とはどんな体の状態なのか
どのようなプロセスで病気になってしまうのか


…という、基本的なことから食事に関しての話をしていたのです。


話しのポイントは、水分と老廃物でした。
犬猫私たち人間は、体内に発生した老廃物や余分な成分は尿として外に
排出されます。ところが、尿として排出されないと不要な成分は体内に
蓄積される。蓄積がひどくなると、それが目ヤニや涙や湿疹などとなって、
外に排出される。
つまり、体に十分な水分が吸収されると、排泄物もスムーズになり、体内に
溜まっていた老廃物が尿として排出されるようになる。余分な老廃物が
体外に出たことで新陳代謝がよくなり、もともと備わっていた正常な体内
バランスが取り戻される。
水分を多く含む食事は、体質改善にきわめて有効と言える。


ところが、ドライフードは保存性を高めるため水分量が10%前後しかない。
これでは、体に十分な水分が吸収されませんね。。。
ドライフードを食べている場合は、水をたくさん飲まなければなりませんが、
中にはあまり水を飲まないワンコもいます。
水をあまり飲まないのは短命…と須崎先生は話してました。

野生動物の食べ物は自然界の物だ。自然界の獲物には60%以上水分
含まれている。水をガブガブ飲まなくても自然界の食から吸収できる。
なので、野生動物には皮膚病やアレルギーなどが発症しないと考えられる。
ところが、野生動物にも人間の食べ物やドライフフードなど食べさせると
今まで発症がない病気が現れたり、体に異常が起きたりする…。


食事は3日食べなくても生きていられるけど、水は3日間まったくとらないと
死んでしまいますから…水を飲むってとても大切!


この水分と老廃物のことは、本にも書いてありました。
ナチュラル派のためのイヌに手づくりごはん
須崎 恭彦
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てんかんについて気になることも話していました。
水分の吸収が不十分で排泄がスムーズにいかず、老廃物が溜まり、
それが脳にいってしまい、それが原因でてんかんになることもある。


え〜〜〜っ!てんかんの原因に〜〜???

我が家のマーシャはてんかん持ちだ。
遺伝性のものならば5歳以下と若い頃に発作が起こるけど、マーシャは
8歳で発作が起こった。
高齢での発作だったので脳腫瘍を疑って大学病院で検査したが異常なし。
原因不明のてんかんだったけど、ドライフードと水分の関係を聞いて妙に
納得してしまった。
マーシャはドライフードをずっと食べていたが水はあまり飲むほうではない。
もしかしたら…それが原因かも…?

そういえば、手作り食にしてからてんかん発作の回数がぐっと減ったのだ。
しかし、昨日かなり久々にてんかん発作が起きた。
ドライフードのワンフーがお気に入りで、ここ最近1ヶ月くらい食べていたのだ。
それが原因…?
ただの偶然かもしれないが疑ってしまった。


手作り食でよく心配されるのは、栄養バランスということ。
フードは栄養バランスが保たれているので安心と思われている方も
多いはず。
充分な水分が体に入らず排泄がスムーズにいかないで老廃物が
溜まっている体でいくら栄養バランスがよいフードを食べても
健康維持にはならないのでは?
栄養満点の理想的なフードを食べても、栄養分が吸収されなければ
意味がないし、吸収されたとしても体内で利用される時、
その成分が正常に機能しなければ栄養分は無駄になります。
栄養バランスばかり気にするよりも、水分不足や運動不足による
酸素欠乏のほうがずっと深刻な問題となる…。

手作りの基本は「穀類」「肉と魚」「野菜」の3群+水 
これを守っていれば、栄養が偏ることはないそうです。


須崎先生の話を聴いていて、トリミングや手入れと考え方が同じだと思った。
便利で簡単なトリミング道具やお手入れ法が次々と生み出されてくる。
飼い主には、簡単で短時間できれいにさせるお手入れ法はないですかと
尋ねられる…。
確かに簡単で便利で短時間でできるほうがいいが、それで本当に
被毛の健康状態がきちんと維持できるのだろうか?
シャンプー剤やトリミング道具の選択は大事だけど、それよりも被毛の役割
を知って、被毛の健康状態をどう持続させるかがポイントになってくる。
だからこそ、私は洗い方やすすぎやお湯の温度にこだわるし、
手間もかかるし、時間もかかる。


簡単便利な世の中になり生活が豊かになると、必ず歪みが生まれて
きますね…。

須崎先生の講演会を聞いて、犬のことだけではなく私たちの健康に
ついても考えさせられました。

手作り食については賛否両論だと思いますが、肝心なのは健康維持ということ。
これが正しい、これが間違っているということではなく、健康維持をして
いくにはどうすべきかということを考えるべきなのではないでしょうか?


かんたん犬ごはん―プチ病気・生活習慣病を撃退!
須崎 恭彦
女子栄養大学出版部 (2006/05)


須崎先生のHP http://www.susaki.com/


さて、今日もマーシャに手作りごはん♪
水分タップリのおじやだよ。食いつきがいいね〜♪
夢中になって食べてるよ!マーシャ、おいしいかい?
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ニックネーム のらのら at 16:08| フード・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする